「すぐ、治すから。」
「…なおす……?」
「……アクセス【月の手のひら】」
 ぼぉっと青緑の光を手に帯びたかと思うと、暖かさが方を包み込む。
「治したりとかもできるんだ…」
「ゴメンね、駆けつけるの遅くなって…怖かったよね…?」
「うん……」
 ただ、怖かったのが悪魔だけじゃないのも、正直あった。
「だって…からだが、勝手に…」
「……やっぱりね。」