「この学校の生徒の中には、その候補が数人いる。ガープはそれを狙ってるんだ」

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 と、ゆーのが、状況についてここまでアタシが話聞いたこと。
 そして、ナイフは志之居君のカバンの中で見たあのナイフ。
 志之居君のレクチャーが上手いのか、振り回してるだけでも結構倒せてるのが不思議だ。
「違うちがう。早瀬さんの腕だって。俺じゃ、あそこまで剣が伸びないもん。」