「や…やっつけたの……」
「志之居…すげぇ…」
 アタシの後ろの方でもざわざわとみんなのつぶやくような声が重なる。
「だ、大丈夫か、志之居…」
「ケガしてるように見えます?先生。」
「お、お前は、いったい…」
 いったい何なんだろう、アタシも気になる。