《我が名はガープ。とりあえずここを外部から隔離させてもらった。》
 教室の生徒の大半は窓の方へと詰め寄り、グランドの“それ”を、息を飲んでぼう然と見つめていた。
 黄色がかった茶色の身体は2~3メートル。大きな二対の翼を持ち、その額には角が生えているその姿は…どこかのマンガとかでも出てきそうな、“悪魔”とでも言うのが相応しいようなモノ。