「あ、結果は?」
 さっそくきた。
 とはいえ、アタシもそれが目的でこうして話しかけてるんだから。
「結果? ああ,うん。ぐっすり眠れた。」
 実のところ、ほんとに不思議なくらいにゆっくりと眠れたのだ。
 夢までまったく見ないほどに。
 アタシの言葉と表情を見てか、志之居君が表情を緩めた。
「それならよかった。ちょっと心配だったんだ。」
「でも,これ何だったの?」
 ひらひら,と昨日もらったその紙切れを振って見せる。