布団に潜って10分。

ふと、時計を見ると登校時間まで
30分をきっていた。

「やっば!入学式早々遅刻なんて
恥ずかしすぎる!渚、なんで私が起きるまで
起こしてくれないかなぁ~」

っと、起こしにきた渚に文句いいつつ、
今日から、新しく着る制服に着替えた。

「ん~、やっぱ制服で高校選んだだけ
あったよ。かわいい!」

鏡の前でクルクルと回る。

「千夏~、いい加減起きなさい!
入学式から遅刻とかみっともないわよ~」

「やっば、急がないと!」

私は、急いで下へ降りた。