ピピピ、ピピピ、ピピピ…。

いつもと変わらない朝。

っあ、目覚ましなってる。

「…う、うーん………。」

ピピピ、ピピピ、ピピピ、ピピピ…。

「…い…おぃ……!ねーちゃん起きろよ」

ん~、この声は渚か…。朝からうるさいなぁ。

「あと5分~」

「今日、高校の入学式だろ!それに、ねーちゃんの
目覚ましうるせーんだよ!早く起きろよ‼」

そういえば、今日から学校かぁ。でも眠い…。

「あと少し~」

「もう、知らねーからな!だからねーちゃん
起こすのやなんだよ!起きねーし。」

ブツブツ文句が聞こえながらも、私は
布団に潜っていた。