「誰…?」



いくら目を凝らしても
眩しい日差しで逆光となり相手の顔が窺えない


「上だ」


ふと空を見上げるとそこには人の姿が


「俺が読書をしている間は通るなと生徒達に言ってある。貴様、読まなかったのか?」


下を見れば確かに書いてあった
看板に大きく
「只今読書中」と