「ずっと君が欲しかったんだよ。
君の様な、…可愛いペットがね」
――やっと手に入れたんだ、
簡単に手放す訳無いだろう?


キィ…、オリが開いて
久我がゆっくりと少女に
近づく。

さっきとは違う、
"絶望"に染まった瞳を
潤した美月。

美しい、
もっと絶望に染まるがいいよ。