「お祭りって…


 今日は新しい王の戴冠式よ!




 ほら、最近先代の王が亡くなったでしょ?



 その孫の、名前は…ケーシャだったと思うけど」




「へぇ、どうりでにぎやかなんだ。



 新国王誕生のお祝いだもんね」



「だから今日はもう兵士は来ないわ。


 
 早く寝ちゃいましょう」




 あくびをしながら部屋に戻る彼女のあとを私も歩く。




 部屋に入る前に



 もう1度その光を見返しはしたけど…