「え?」



「だってお兄ちゃんカッコイイし。



 知ってる?



 試合見に来てる女の子のほとんどがお兄ちゃん目当てなんだよ?」




「エミ…?」



「だからさ、




 私がお兄ちゃんを好きになっても、おかしくないよね」





 そして、戸惑うお兄ちゃんを見据えた




「…好きよ、お兄ちゃん」