「お、俺やります!」
好きな子に頼まれたから?何も考える様子もなく決めるのは。
それに頬がほんの少し赤い。幼なじみのあたしだけが分かるほどうっすらと。
「他にはいませんか?」
学級委員長がみんなに問い掛けたがいないようで、2人のどちらにするか審議に入った。
「小島君がいいと思う人は拍手をして下さい。」
学級委員長の問い掛けに応えた拍手は、小島1人のものだけ。
「では、安達君がいいと思う人は拍手をして下さい。」
さっきとは比べものにならない、拍手の嵐が巻き起こる。
やっぱり、みんなも小島には王子様役をやってほしくなかったらしい。
「なんで俺じゃないんだよ!俺がふさわしいだろっ!」
小島が悔しそうに呟いた言葉は誰にも届いていない。
好きな子に頼まれたから?何も考える様子もなく決めるのは。
それに頬がほんの少し赤い。幼なじみのあたしだけが分かるほどうっすらと。
「他にはいませんか?」
学級委員長がみんなに問い掛けたがいないようで、2人のどちらにするか審議に入った。
「小島君がいいと思う人は拍手をして下さい。」
学級委員長の問い掛けに応えた拍手は、小島1人のものだけ。
「では、安達君がいいと思う人は拍手をして下さい。」
さっきとは比べものにならない、拍手の嵐が巻き起こる。
やっぱり、みんなも小島には王子様役をやってほしくなかったらしい。
「なんで俺じゃないんだよ!俺がふさわしいだろっ!」
小島が悔しそうに呟いた言葉は誰にも届いていない。