「・・・他にはいませんか?」



学級委員長も小島が苦手なようで、顔が引き攣ってる。小島には王子様役をやってもらいたくないみたいだ。




他には誰か立候補者いないの!?




クラスを見回したが誰も手を挙げてない。




どうにかしないと美園の相手が小島になってしまう。




どうしよ〜!




頭を悩ませているとある人物の顔が頭に浮かんだ。




あっ!っと思って





「はい!」




手を挙げた。