「では、長谷川さんが白雪姫役をやることに反対の人は挙手して下さい。」




クラスはシーンっと静まり返っている。誰も手を挙げてないようだ。




「長谷川さんが白雪姫役をやることに賛成の人は拍手をお願いします。」




シーンっと静まり返っていたのが嘘のように、クラスは大きな拍手で包まれた。




「では、白雪姫役は長谷川さんで決定です。」