次の日は
ちゃんと学校に行った。
『おはよう。』
久々の学校。
「おっはよー☆」
「おはよぅ♪
愛梨ちゃん」
『おはよう!』
いつもと一緒。
ゆみ や 海夏は
昨日から学校に
来てるって言ってた。
あんな事が
あっても
今まで どおり
明るい二人。
「おはよう!
愛梨ちゃん、
大丈夫?
昨日、一昨日と
学校 休みだったから」
『はい。
大丈夫です』
祐斗は
教室に入ってから
すぐに話しかけて
くれたけど、
色々あったから
何となく、
目を合わせにくい。
{どおしよ…。
やっぱちゃんと
謝らなきゃだよね}
「おはよ。」
『あっ!
竜也!おはよっ!
昨日は…
ありがとね?』
「おはよ。愛梨。
礼とか
いらねぇよ!」
すると
「何!?愛梨と篠崎さん
って、いつの間に
すごい親しく
なってんの?
タメ口だし!
名前呼びだし!」
ゆみが
興味津々で聞いてくる。
{でも…}
『ひーみーつっ☆』
「はぁ!?
愛梨に答える拒否権が
あると思ってるの?」
『私にだって
拒否権ぐらい
あるもーん!』
♪ キーン コーン
カーン コーン♪
キーン♪ コーン
カーン コーン ♪
『ほら!チャイム
鳴ったよ!
席、着かなきゃ!』
「愛梨~?
惚(とぼ)けたって
無駄だからね?
覚悟しときなさい
よ~?」
『はいはい!』
適当に促して、
席に着こうと
思っていると
その前に
「愛梨ちゃん?」
祐斗に声を
かけられた。
『はい?』
「今日の放課後さ、
屋上に来れる?」
『あっ、はい。』
「じゃあ
また 放課後!」
と 言って
自分の席へと向かう
祐斗。
{なんだろ…
とにかく
放課後…
謝らなきゃ!}