「お父様。
お母様。
愛梨は俺が
幸せにしてみせます。
だから
お嬢様をください。」

お墓に語る竜也。

『いいって。』
私が答えた。

『私を幸せに
するのと
ずっと一緒に
いるのを約束
すれば
いいよだって。』
「約束する。」


『ありがと。

そうだ!
二人で
お花、供えよ?』
「そうしよ。」


私達は
ムーンダストの花を
一緒に
供えた。

“永遠の幸福”を
願って。