そう思って布団を頭までかぶって、そうしたらいつの間にか寝てしまっていた。



途中で優斗が夕飯だと伝えにきてくれたけど、あの輪の中に入る気はほんの少しも起きなかった。



夜中に降りていったら、そのままになった俺の分の夕飯が机の上で冷たくなっていた。



食べる気も起きずそのままにして、シャワーを浴びてまた布団に入った。






久しぶりに見た夢は綺麗で、ずっと思い出にしておきたいくらいだったのに、朝起きたら思い出にしておきたかったことさえ忘れていた。