「「え?」」
奏也と私は同時に言った。

「萌香ちゃん!あの人とどういう関係?!」

「あの人の彼女?!」
「えっ?そうなの?!」

いきなりの質問攻め。

「えっと…あの…。」

スッっと奏也がいきなり私の前に出てきた。

「さっきの人は、萌香のいとこだよ。彼女じゃないから。」

奏也…やっぱ優しい……。

「えっ?じゃあ、何で奏也くんは、さっきの人と仲いいの?」

「昔一緒に遊んだ事あるし。」

……なんか、奏也怒ってない?
そして
なーんだ!と言いながら周りの女子は去ってた。

「奏也……?ありがとう」

「…違うよね?」

「え?」

「付き合ってないよね……?」