「萌香ぁ!おはよ―――!」

「蘭!おはよっ!」

「泰也君もおはよう!」

「おはよ」

そんな会話をしていると聞こえてくる一言。

「なに、あの二人。泰也君にくっ付き過ぎじゃない?」

イラッ。だって幼馴染だもん、しょうがないじゃん。てか朝からめんどくさいことにしないでよ。

「嫌だ――!私の泰也君が汚れる―――!」

あーもうっ、駄目だっ!もう我慢できないっ!
「あのさぁ!あんた達…「別に俺誰のものでもないし。てかなんで俺が君の物なわけ?」

「あっ!ちょっ!泰也!邪魔しないでよ!」
「うるさい。萌香は黙って。」

そんな時、私より空気読めない人が私たちのところにきた。
「え――!何なにぃ?喧嘩ぁ?」