その日は、早く寝て終わった。

朝。

気が重い…。
朝一緒に奏也と行ってるんだけど、いるかな…?

おいてかれてたら…泣きそう…。
元は私がおいてったんだよね…
おいてかれて、当然か……。

「行ってきまーす…」

いつもは遅刻しちゃうけど、その日は待ち合わせ時間にちゃんと行った

「…」

「あ…」

奏也だ…。
いると安心したら涙が出てきた。

「…うぅ」

と泣き声が聞こえてしまったら、こっちを見てビックリした顔で私の方にきた。

「え…何で泣いてんの?」

「…だって…きの…かえ…から」
涙が邪魔してちゃんと言えない。
「え?」

「グスッ…ごめんなさい…!」

謝れた…!
「……俺こそごめん。」

奏也…
「本当にごめんね…」


そういって私達はニコッと笑いあった