次の日の昼。 正義は一人休憩へ。
駐車場へ着くと、さえと春海が喋っていた。


(あ~、さえちゃんと新人さんだぁ~)


なにやら二人は楽しそうに喋っている。
正義はにやにや笑顔で二人に話し掛けた。


「お疲れ~。 なんか、楽しそうだね~」


「あ、お疲れ様です」


「おじさんは入れへんなぁ」


(は?)


さえは正義がウザイと思った。



(入ってこなくていいし)


しかしそのとき、春海が余計なことを言ってしまった。



「飲み会の話をしてました」


(おい! バカ!)

冷や汗がでてきたさえ。



「え? の・み・か・い?」


(春海のアホ~! コイツ誘ってないのにぃいぃい!)