ドキドキドキ


事務所にはさえと自分の二人だけ・・・。


(あ~、どうしよう!) ←別にどうもしなくていい


ドキドキドキ


さえは黙々と仕事をしている。
女の子と二人っきりなんて、めったにないチャンス!


(な、なにか話題をだそぉと・・・)


正義は思いきってさえに話し掛けた。



「国枝さんは仕事熱心だねぇ。 黙々と仕事してさ」


さえは手を止め、正義を見た。


「そーですね」


「お、あっさり認めた」


「わたし正直ですから」


「国枝さんって、面白いね」


「そーですか?」


「うん、変わってる~」