正義は近くのコンビニにへやってきた。


買い物カゴにお茶を四本と、平松に頼まれた焼き魚の入った弁当を入れ、自分のための焼きソバパン、それにツナマヨおにぎり2個(1個は美紀子の) こんぶおにぎり(美紀子の頼んできたものなので、形がきれいなのを選んだ) そして拓也のたまごサンドイッチ(特に何系のサンドか指定されていなかったので、たまごにした)


(別にたまごサンドはおいしいからいいじゃん)

なんて自分を正当化する。



レジに商品を持っていくと、店員が尋ねてきた。


「お弁当あたためますか?」


(そーだ、肉まんも頼まなくちゃいけない。 あーあ、めんどくさい)


「しなくていいです。 あと肉まん一つ」


「はい」


店員は肉まんをショーケースから取り出し、小袋に入れた。


「温かいものと冷たいもの別にしてあります」


「はい。 ありがと~」


「ありがとうございました」


正義は袋三つ手にぶら下げ、車に乗り込んだ。