春海のすかさず言ったことにさえと英は笑いをこらえるのに必死だった。



「じゃあとりあえず二つで」とさえはしきりなおす。



「ひどいなぁ春海ちゃん」


「え?」


「ねぇいいから食べようよ。 あ、玉子だ」



さえは身を乗り出し流れてくる玉子を手にとった。



「お、うまぽー☆」



春海も喜んでとった。 そこで正義も参戦しようと(少しでも自分に興味を持たれたい)玉子をとる。



「玉子は素朴でいいね〜」


と一番最初に一口でパクっと。



「うんおいしぃよ〜! 英くんも食べなよ〜。 あげる〜」



「あ〜僕は他の食べますから(てかお前さっき茶わん蒸しが一番最初っていったじゃん?!)」