いつものように、
沙南がくれた、
ちょ~めーわくな手紙。

アイツが
おせっかいなことしなければ、
俺はこんな事件に
巻き込まれずにすんだんだ!

もう、二度と、
手紙なんか受け取らないからなっ!

たとえ、
沙南に頼まれたって、
絶対だ!

そういえば・・・
手紙の内容は、
今回の事件とかんけー無しって、
兄貴が言ってたっけ。

って、あたりまえだっつーの!!

だって、本当に俺は知らない。

ドラッグのことなんか、
なんも知らない。

あぁぁぁ!!
いつものように、
沙南につっかえしておけばよかった。

何で受け取っちまったんだろ?

この手紙・・・ 俺は、
何気に手紙を開いてみた。

ころっとした、
かわいい字が目に飛び込んできた。

沙南の字だ・・・!!!

アイツの字はすぐわかる。