私が涙をぬぐって
四人に笑いかけると、
四人もほっとして笑顔になった。

正直、
自分の詩を祥平が読むこと考えたら、
穴があったら入りたいって思う。

これから、祥平の顔、
まともに見る自信もないし・・・。

読んだ祥平が、
どんな返事くれるかって考えたら、
眠れなくなりそぉで、
やっぱり、こわい・・・

それでも、うれしかった。

四人からのエール、
リアルうれしかった。

しばらく誰も何も言わないまま
時間だけが過ぎた。

五人でしばらく
背中を合わせて座っていた。

みんなの顔は見えないけど、
背中から四人のぬくもりが伝わってくる。

大切な友だち。

私の親友たち。

「で?祥平は、
手紙もらってどうしたん?」

静けさを破って、羽瑠が切り出した。

「そうだよ!!
手紙渡したあとが肝心なんだよね??」