うつむいた頬を涙がつたう。

気がついたら
泣き笑いの顔になっていた。

でもさ・・・
四人のやったこと、
怒ってるわけじゃないよ??

傷ついたわけでもない。

ただ、
四人の気持ちがうれしくて・・・

私のために
ってしてくれたことが・・・

うれしくて・・・

気がついたら、涙がでていた。

「「「「沙南・・・」」」」

四人が心配そうに私を覗き込む。

「や、やりすぎた・・・??」

郁美がぽそりとつぶやいた。

他の三人もお互い顔を見合わせて
心配そうにしてる。

「ちがう、ちがう!!
うれしかったよ。ほんと!!
みんながやってくれなかったら、
私、絶対、祥平に告れないでいたし。
みんなが私のこと、
応援してくれてたんだって
わかったから、
本っ当にうれしかったんだよ??」