「沙南さぁ~。
ウチらが沙南の気持ち、
知らないって思ってたでしょ~。
ずっと、自分の思い、
隠せてるって。」

「まぁ~ったく、
沙南らしいんだけどね。」

優衣が私の前に座り込んで
私のおでこをちょんっとこずいた。

「まっったくもって、
こっちはずっと、
いらいらしてたってゆうか。
じれったくって、もぉ~さ!」

亜由美が口をとがらせて言った。

「まぁま、みんなで沙南責めたら、
かわいそ~ぅじゃん??」

郁美がいたずらっぽく言うと、

「「「一番ノリノリだったの、
郁美でしょぉ~が!!!」」」

ぷっ!!
三人そろって言うのを聞いて、
私はふき出した。

でもって、
みんなの気持ちいやってほど、
心に届いた。

「ありがとぉ~、みんな・・・」

消えそうな声で私は四人にお礼を言った。