「まぁったく、ほんっと、
沙南は、にぶいんだから!!
ほらぁ、優衣!!
沙南にもわかるように、きちんと、
くだいて話してやってよ。」

郁美が腰に手をあてて
私を見下ろしながらそう言った。

郁美、なに??

その、鬼の首でもとりましたて顔はっ!!

あぁっ、この四人に
囲まれて座り込んでいる私って、
マジ不利!!

うぅっ、四人からのプレッシャー??

すごすぎ!!

私が四人を見上げておびえて??いると、

「あのね、沙南??
ゴールデンウィークに、
四人で愛の詩を書こうっていって、
ふざけ半分で詩、書いたの覚えてる??」

へっ??いきなり何を言い出すの??

ゴールデンウィークだってぇ???

あぁ、そういえばそんなこと、
あったっけ・・・