ガチャッ、ドンッ。

私は、四人に
道場の中に押し込まれてしまった。

「痛っったいなぁ。なんだよ、もう?」

私は、
押された背中を
さすりながら 口をとがらせた。

亜由美が道場の
ドアを閉めると しっかりと鍵をかけた。

「ちょっ!!!なに?どしたん?」

私は、
四人の行動がまったく読めなくて
あっけに取られてていた。

「さぁ、これでジャマは入らない。
登校時刻まで
じっっくりと聞かせてもらうからね!!」

バキバキバキッと指を鳴らしながら
羽瑠が近づいてくる。

なになに??何が始まるの??

ワケわかんないよォ~!!!

「沙南、昨日の手紙、
ちゃんと渡した?」

「へっ?」

何の手紙???

事情が飲み込めず、
羽瑠の問いかけの意味も分からず
ほうけている私に、