手紙はどんだけ
想いをつづったんだか!!
と思いくらい分厚くて、
真ん中がポッコリ膨らんでいる。

まるで、アメ玉か何かが入ってるみたい。

イヤ、奈々美ならアメ玉入れるかも。

いつも"感謝のキモチ"
ってお菓子くれるから。

「これっ!!感謝のキモチ!!」

私の心読まれてる!?

って勘違いしそうなノリで、
奈々美が棒つきアメをくれた。

「あ、ありがとう…。」

私がアメ玉を受けとると、
「じゃあ、よろしく!!」
と、手を振って嬉しそうに去っていく
奈々美とすれ違いに、羽瑠がやってきた。