会ってくれって。

はぁ、俺も サナギと変わんねえや。

いくら一平の頼みでも 断ればいいだろ。

別に俺が サナギと一平の告白の
お膳立てなんか することないのに。

俺の中の
このモヤモヤした気持ちが なんなのか、
自分でも わかってないのに。

そんな時だった。

アイツが、
汗だくになって
俺のところにやってきた。

話があるって言う。

ちょうどいいじゃんか。

俺もアイツに話がある。