「奈々美・・・」  

知らなかった・・・

奈々美が、
そんなこと思ってたなんて。

そう・・・なのかな?

菜々美が言うように・・・

私はずるいのかもしれない。

私・・・
私・・・
思い上がっていたのかな?

祥平は、 私が
祥平の声が聞きたいって思えば、
いつだって話してくれるって。

側にいて欲しいって思えば、
となりに座ってくれるって。  

だから、
祥平を好きなのに、
今のままでもいいって。