歩きながら、ふと目に入り込んだ黒地に薄緑色の看板の店へと足を運んだ。 ┏━━━━━━━━━━┓ ┃ BAR 翠 ースイー ┃ ┗━━━━━━━━━━┛ 地下へのびる階段が、やけに高く感じる。重たい扉を、力いっぱい開けた。 カランカランと軽快な音がして、手を離すとギーッと音をたてて扉は閉まった。 薄暗い店内は混んでいた。