「なるべく早く取って、運転できるようになるよ。だから、待ってて。」



優しい声のカズ君。

大学生になったからなのかわからないけど、急に大人っぽくなった。



「うん。」

「車はしばらく親のとかミドリさんの借りることになるけど。」

「そんなの関係ないよ。」



カズ君の腕の中、すごく安心している自分。