「よく来たねシズクちゃん。疲れたでしょう。どうぞこちらへ。」
出迎えてくれたのはおじさまの奥さんのナオさん。ナオさんは私のお母さんよりも年が若い。年をとってもかわいらしい人。
「みなさんいらっしゃいましたよー。」
やわらかい物言いのナオさん。
部屋に入ると、お母さんとおじさまといとこのお兄ちゃんがいた。
「おーミドリじゃん。なんか丸くなってんじゃねえか。」
「お久しぶりです、レイジさん。」
私のいとこは2人。
一平君と礼二君。っても、一平君は私のお母さん同様体が弱くて十年ほど前に亡くなっているけど。