「ってわけで来たのか。俺、田崎ね。だいぶ前に会ったよな。」

「あ、自分タサキさんのこと知ってます。」

「へぇ、俺って有名人なのか。…ところで名前は?」



車内、なんだか微妙な空気の中カズ君とミドリ君が話している。

やっぱり連れてこないほうがよかったかな。



「能代です。」

「ノシロ?珍しいな。」

「まあ…。」

「ところでノシロ君、今日どこ行くか聞いてる?」



ビクッ!



「いや、内緒って言われましたけど…。」

「シズク、テメー…」

「ごめんって!」



ミドリ君にはカズ君も知ってるていで話しちゃったんだよね。

アハー。やば。