「シズク先輩?」
大学に着くと、うしろから名前を呼ばれて振り返った。
「なんだ、ヨシタカか。」
声の主は旅行サークルの後輩、能代良貴だった。
「なんだ、って…先輩なかなか言ってくれますね。」
「ごめんごめん。」
「先輩、今度いつ来ます?
なかなか予定たたくて困ってるんですからー。」
ふたつ年下のヨシタカはしっかり者。
「いつか。予定ならメールとかでもいいでしょ?」
「いいですけど。先輩は今年が最後なんすからーなるべく来てください。」
「ハイハイ。」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…