悠里に申し訳ないと、2人揃って自分の気持ちに蓋をして。

ズルズルズルズルといつまでも悠里の死を引きずって。

気がついたらもう引き返せないところまで来ていて。

そして、互いに心を許さないまま、いよいよ2つの道に分かれようとしている。


悠里は、目頭を押さえた。


……馬鹿じゃないのか、こいつらは。

一体どこまで友達想いなんだよ。



こんなに、互いに好き合っているのに。


……本当に、