まどろみの淵にて~執事ヒューマノイドの失われた記憶~

ミステリー・サスペンス

さかきま黄傘/著
まどろみの淵にて~執事ヒューマノイドの失われた記憶~
作品番号
525559
最終更新
2011/03/20
総文字数
13,757
ページ数
71ページ
ステータス
未完結
PV数
1,590
いいね数
0


「空想科学」という雑誌を熱心に読んでいる男の子の写真は、かつて老婆が肌身離さず大切に持ち歩いていた物だった。


彼女自身がそれを、二つに破って床へ捨てたのだろう。


床には汚物のついた下着が散乱していて、その写真の一片は汚物にまみれていた。


老婆はしゃがみこんで汚物をこねくりながら、不思議そうな顔でこちらを見ている。


それが、


失われた記憶の最深部にあるものだ。

目次

この作品のひとこと感想

この作品には、まだ投票されていません。

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop