どんなときも振り向けば直也がいて

どんなときも直也を近くに感じて



ずっと好きだった


近くて

そばにいすぎて


手を伸ばせなかったの


応えるように、アタシもギュッと直也にしがみつく


そんな淡い恋心に浸ってたら‥‥




「ほんと、お前をだますの簡単だな

何もしないわけないだろ」


「え‥‥」


抱きしめたまま体を動かされて、ベッドに座らされた

体をかがめた直也がアタシのおでこにキスを押し付けるから、後ろにポスンと倒れてしまう




「もう全部俺のもんだから」




今も変わらず感じるよ


直也がそばにいてくれてること


アタシを大切にしてくれてること