昼休みも終わり、午後の授業。


さーて、マンガ読みますか!


いつも通り教科書で隠して、ゆーらぶみーを読み始めた。




……それは超超超少女マンガって感じだった。




主人公の地味~な女の子が、ある日学年1のイケメン王子様に告白される。


恋をしたことがなかった女の子は、とりあえずお試しで付き合うことになる。


その子には仲のいい幼なじみがいるが、対象外だと言い張り、眼中にいれてない。




ふむふむ、ってかこのイケメン王子まじやばい!!



そして30分足らずで2巻目。

なぜかだんだんエロくなっていく内容。



あれ?こんなんだった?


1巻はすごい純粋だったのに……。



「えー…佐々木、この問題を解いてみろ」


先生に目をつけられたらしい。



「…………先生、手が早いですよ」こいつ。


2巻でいきなり押し倒し………!//



「は?これはお前にも出来そうな問題だぞ」



さらにページをめくると、その場面を幼なじみに目撃されたという緊迫シーン。




ははーん、そういうことか!



「先生、あたしは今道徳の勉強をしているのですよ」キリッ


主人公のキモチ、幼なじみのキモチ、王子のキモチ!



「なにを言う、しっかり数学の教科書を手に持っているじゃないか。それともこの問題すらわからないのか、佐々木?」



あ~もう先生邪魔!



「先生!その問題については和泉君が答えてくれるそうで~す!」