「さて、行きますか。」
「どこへだ。」
まぁ図書館だろうけど。
ほら中臣。
図書館に向かって歩いてってる。
って……
警察官いるし!!
部外者立ち入り禁止だし!!
黄色いテープありますから!!
とりあえずついて行くけどっ!!
てか、追い払われるんじゃ……
「君っ!
部外者は立ち入り禁止だよ。」
警察官に声を掛けられる。ほらやっぱり。
「違います。」
「「は?」」
あたしと警察官の同時間抜け声。
目の前の人何をぬかしとるかばかたれ。
「僕達、ウザイ…宇佐見警部から連絡を頂きまして。」
ウザイって言った。
今はっきしウザイって言ったよこの人。
つぅか連絡貰ったの?
あたし知らないよ。
「…そうなのか?」
「はいっ!
お伺いしたい事があるとの事で呼び出されたんですが……
まだ警部も来ていないようで……
僕達も迷ったんですが探しにいってはすれ違いになるかもしれないでしょう?
ご迷惑かと思いましたが彼女は女性。
女性を外で待たせれば冷えてしまいますし…
女性にお優しい警部もお嘆きになられるならと……
申し訳ありませんが中で待たせていただけませんでしょうか?
大丈夫です。
僕達の事なら現場を荒らしたりなど決していたしません。
信じて下さいますね?」