訝しげにあたし達を伺う店長。




あぁぁ‥怖ぇぇ……




ガッチガッチに震えていたあたしの肩を中臣が掴んだと思うと




「ほら、轟くんもお願いしますって言わなきゃ」


「ぇ、あ?……ぉ、お願い、します……?」




カタカタ震えるがなんとか言ったあたし。




するとなぜか店長の顔が赤くなった。




あたしから目を背けたと思ったら




「……早く終わらせて下さいよ!!」




ーバタンッ




と、出て行ってしまった。




部屋の中にあたしと中臣だけが残った。




クスクスと中臣が笑っていた。




「やっぱり実央さんを男装させて正解でしたね」


「は?どゆ事?」



「あの店長さん。そういう趣味だということです。」




…………………………………………………




思考停止。




チッチッチッチッ……




「ッッッ!!??」



「随分な時差がありましたね。」




勢いよく後ずさる。




え、いや、
つまりそゆ事!?