……とまぁこんな感じの人達
後は一階にいたお年寄り数名にあたしと中臣だけが図書館にいた。
「何故遠藤は1人で資料室に?皆さんは自習室にいたのに」
宇佐見警部が聞く。
品川さんと水川さんが答える。
「大学のレポートに使う資料を探してくると言って。」
「あたし達はみんな自習室でレポートしてて、随分遅いから様子を見にきたのよ。そしたら……」
彼が、首を吊って死んでいたー‥
「なるほど。では皆さんは一度も自習室を出てはいないのですね?」
「いいえ‥私と政信くんがトイレに……別々に行きました‥」
前田さんがか細い声で言った。
トイレは資料室の先にある。
トイレに行くには資料室を通らなければいけない。
「でも僕、資料室に行ってないよ。志乃ちゃんは?」
「私も……」
2人の話を聞いていた宇佐見警部が言った。
「状況から察するにやはり自殺だろうな!!」
キッパリと言い放った。
だけど念のため、
事情聴取と持ち物検査をする事になった。