「私はいきなり話しかけられたからびっくりした。



その日から毎日欠かさず侑李とは、遊んでた。



侑李は優しくて、でも甘えん坊で、守ってあげたいって思う子だった。


好きで好きで仕方がなかった。」



僕は永久が言った好きっていう言葉を聞くとなんだか胸がチクンとした。



「好きだから絶対に離れたくないって思ったの。だけどある日突然、侑李は私の前からいなくなった。帰らぬ人となった。


私は何日も何週間も何ヶ月も泣き続けた。

目が腫れるぐらい泣いた


辛くて辛くて立ち直れなかった。

そんな時勇気と出会った

勇気と出会ってから私は明るくなれた。

立ち直れた。

だからあの勇気の詩を見て侑李を思い出しちゃって・・・・・」


そう言って、永久の目は涙で濡れていた。

永久はその目で星を見上げて、前に真っ直ぐ進んでいくようだった。