時間が経ち放課後になった時の事。

僕は教室に残り窓を開きオレンジに染まる夕焼けをみた。


こんなにキレイな夕焼けをみたら詩を書きたくなる。

僕は今の気持ちを黒板に書いてみた。


〈綺麗な綺麗な夕焼け
君も同じようにこの空を見ているのかな?
会いたい
遠く離れていても僕を思ってくれますか?〉



タッタッタッタッタッ

階段を上る音がする。

誰か来たっ。

僕は急いで黒板を消した



「はぁーはぁー、あっ勇気!いたいた。よかったー!何してたの?黒板・・・・・」

「あっこれは・・・」

僕は夕焼けの部分を消し忘れていた。

永久は、僕が書いた文字を指でなぞり目に涙をためていた。


「永久―――?」

「あははっ!勇気この詩いいじゃん。私に例えたらなんか涙がでてきた!!」


「えっ?」

僕が書いた詩で泣いた?


永久に例えた?


永久も辛い恋愛したのかなぁー?



「勇気そんな事より一緒に帰ろっ!」


「うん。いいけど永久大丈夫?」

永久の涙をみたらなにかが僕の胸に刺さった。


「大丈夫だよっ!」

涙する永久に僕は何かしてあげたくなった。



「ねぇ、永久!今日の夜時間ない?」

「えっ暇だけど、どうして?」


「僕が取って置きの場所を永久に教えてあげる。」

「うん。ありがと。何時に何処に集合?っていうかどうして夜??」


「行ってみれば分かるって!!時間になったら僕が永久の家に迎えに行くから!」


そういって二人は別れた