篤己が何考えてるのかわからない。 目の前にいる透の顔、まともに見れない。 罪悪感が全身に駆け巡ると同時に 「まぁいい… これから楽しくなりそうだなぁ。 夢叶」 さっきの篤己の意味深な言葉が頭の中で何度も何度も繰り返される。 どうしてわたしがこんなに悩まなくちゃいけないの。 当の本人は、きっと涼しい顔して何もなかったように仕事をこなしてるんだろう。 抱きしめられた余韻が残る体が熱い。