その日、わたし花形夢叶(ゆめか)は天にも昇る気持ちで出社した。
今日からわたし、念願叶って商品企画部に異動!!
入社した時からいつかは商品の企画をって思ってた。
もちろんそれが正当な理由。
そしておまけに不純な理由としてはダーリンも商品企画部だったりする♥
商品企画部の扉を前にして深~く深呼吸。
「よっ。 夢叶。」
聞き覚えのある声。
確かめるように振り返る。
やっぱり・・・。
「なっなんで篤己(あつき)がここにいんのよ!! いつ帰ったの???」
「俺は、今日からこの部の課長!!そして今日からお前の上司なんだよ!!」
「はぁ――――!!」
この会社に入社して、初めて付き合ったのが篤己。そして海外赴任が決まったって一方的に振られたいわゆる元彼。
篤己の事諦められずにどれだけ苦しい想いをしたと想ってるのよ。
篤己と真逆のタイプの透(とおる)に告られてやっと前に踏み出せたっていうのに・・・。
どうしてあんたが目の前にあらわれるのよ!!!
わたしは、一歩前を歩く篤己の後ろ姿を思いっきり睨みつけた。
穏やかな気持ちにやっとやっとなれたと思っていたのに・・・。
今日からわたし、念願叶って商品企画部に異動!!
入社した時からいつかは商品の企画をって思ってた。
もちろんそれが正当な理由。
そしておまけに不純な理由としてはダーリンも商品企画部だったりする♥
商品企画部の扉を前にして深~く深呼吸。
「よっ。 夢叶。」
聞き覚えのある声。
確かめるように振り返る。
やっぱり・・・。
「なっなんで篤己(あつき)がここにいんのよ!! いつ帰ったの???」
「俺は、今日からこの部の課長!!そして今日からお前の上司なんだよ!!」
「はぁ――――!!」
この会社に入社して、初めて付き合ったのが篤己。そして海外赴任が決まったって一方的に振られたいわゆる元彼。
篤己の事諦められずにどれだけ苦しい想いをしたと想ってるのよ。
篤己と真逆のタイプの透(とおる)に告られてやっと前に踏み出せたっていうのに・・・。
どうしてあんたが目の前にあらわれるのよ!!!
わたしは、一歩前を歩く篤己の後ろ姿を思いっきり睨みつけた。
穏やかな気持ちにやっとやっとなれたと思っていたのに・・・。