なんで…
どうして…

よりも先に、



ここは私の
居場所じゃないんだ。



どうしよう、
どうしたらいいんだろう…



考えても、考えても
答えなんかみつからない。



"カナメ…ごめんね"



フッとこの言葉が
頭をよぎった。



"あなたがもっとしっかりしてないから!!!"



"カナメだけは幸せにしてあげたいの"



次々と
飛んでくるように
言葉が頭をよぎる。



痛い、痛い。



頭が
割れそうなくらい痛い。



"好きよ、カナメ"



その言葉をきいて
頂上に達したのか倒れた。



「カナメ?!!!」



ママが呼ぶ声がきこえた。